静岡県菊川市にあるシェアショップそらまめで、オリーブオイルセミナー&料理レッスン第5回目を開催致しました。
毎回ご参加下さる方、初めての方、色々な方にご参加頂きました。
今回も快晴。11月下旬というより、9月下旬のような暖かさでした。
セミナーの座学は基礎編をベースに、今回の秋のイタリア訪問のお話を交えながら。オイルが農産物であり、鮮度が大切であることを、理念だけでなく身近な事にたとえながらご説明。
その後はテイスティングです。
初めての方も多く、最初のうちは戸惑ってらした方も多かったのですが、オイルによって香りも味わいも違うことを楽しんでらっしゃいました。
初めてでも、3番のオイルが違う事、ほとんどの方が分かっていたようです。
今回使用したオイル
- イタリア ベネト州ソット・ディ・メッツァーネ グリニャーノ種、ファボロール種などのブレンド。穏やかな香りと味わい。夏を越えても穏やかな味わいをキープしている。この秋に訪ねた生産者のひとつ。若い生産者が代々の農園を引き継ぎ、新しい風を入れている。
- イタリア カンパーニア州セッレ 2014年の初絞りの未商品オイル。ノチェッラーラ種100% 毎年質の高いオイルを送り出す素晴らしい生産者。品種の特徴であるマイルドな味わいながら、絞りたてならではの高い香り。
- 残念なオイル
- 2番のオイルの生産者の2013年の正規商品。ラヴェーチェ種、ロトンデッラ種のブレンド。収穫から保管まで徹底した管理の元に作られているクオリティが高いオイル。甘味と辛味のバランスが絶妙。
- イタリア トスカーナ州トレクアンダ フラントイオ、モライオーロ、レッチーノ等のブレンド。昨年訪問した農園。ここも毎年素晴らしいオイルを作る。2014年の新オイル。
5番目は急遽増やしたオイルです。
1週間前にイタリアの生産者からプレゼントとして送られてきました。昨年お邪魔したトスカーナ州の田舎にある農園主からです。
このこの農園があるシエナ地方は、今年のオイルは全滅、、、というような噂すらあるほど、多雨とオリーブバエの被害がひどい地域でした。
状況が気になり、恐る恐るその農園主に電話した所、今年も変わらず良いオイルが出来た。とのこと。安堵に胸をなでおろしました。
その時の、送るよ。という言葉通りに2014年の逆境を乗り越えて作り出された素晴らしいオイルが届いたのです。
これを今回のセミナーでたっぷりと使用することに致しました。
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テイスティングの後は、それぞれのオイルを使った本日の料理レシピの説明をし、いつものように1品をデモンストレーションします。
今回のデモンストレーションは、ラザーニエ。使ったのはバリラ社のもの。
これが良いのは、乾麺(乾燥した板状)にも関わらず、茹でずにそのまま使えること。
デモンストレーションが終われば、あとは試食ランチです。
各自、テーブルを片付けたり、配膳をしたり、賑やかになってきます。
今回手伝って下さった方々。
彼女たちの手際よいアシストがあって、この人数の試食ランチを短時間でご用意できました。
【前菜2種】
ブロッコリーのペペロンチーニ
ヤリイカと焼き茄子のマリネ
【スープ】
レンズ豆と野菜のスープ
【パスタ】
ラザーニエ
大型オーブンの天板2枚ご用意しましたが、完食。あっさりしていて美味しいと好評でした。
このラザーニエは簡単で美味しいと、LuceVerdeのお料理メニューの中でも人気です。
5番の絞りたての2014年オイルをたっぷりと使って頂きながら、皆さんに召し上がって頂きました。「貴重なオイルをありがとうございます」と喜んで頂けたこと、とても嬉しい時間でした。
食事の後は全員で片付けです。
キッチンをバックに頂いたオイルを持って記念撮影。
毎回ここでセミナーをするたびに、色々な方に支えて頂いています。
当日のアシストが無くては絶対に開催できないことは言うまでもありません。が、それ以前から助けて頂いています。イベントの告知を周囲にして下さったり、お友達に声を掛けて下さったお陰で、こうして多くの方がお集まりくださいました。
感謝するばかりです。
レストランでのセミナーと違い、こうしたイベントでは担当はセミナーだけではありません。レシピ作成から当日の料理の用意までするのは容易なことではありません。
でも、こうして皆さんに手伝って頂き、多くの方が喜んで下さることが嬉しくて、それが原動力になっています。
まだまだお伝えしきれなかったことがあります。
また次回に、その思いを皆さんにお話したいと思っています。
最後になりましたが、ご参加下さった皆様、お忙しい3連休にお集まりいただき、ありがとうございました!