鷺沼にあるイタリアン「ファニエンテ」にてオリーブオイルセミナーを開催致しました。
東急田園都市線の「鷺沼」駅から徒歩1分という好立地のこの店は、佐藤シェフの美味しい料理と豊富な品ぞろえのワインを目当ての方々で、昼も夜も賑わっています。
イタリアで修業し、こだわり食材を使ってイタリアの味を再現するオーナーシェフの佐藤氏は、ソフトな外見とはうらはらにとても熱いお方。シンプルに美味しい料理を提供するのが佐藤シェフのポリシーです。
セミナーは初級編ですが、名前こそ初級ですが、かなり濃い内容が詰まっています。
オリーブオイルの由来から始まり、栽培、収穫、搾油、そして私たちに届くまでのこと。
健康との関連は、特にオレイン酸や最近注目のフィトケミカルについて。
もちろん、本当のエキストラバージンオイルの定義や、酸度についてもお話しします。
テキストの講義のあとはオイルテイスティングです。
テイスティングは初めての方がほとんどで、皆さまオイルを口に含むことに驚き、更にオリーブオイルに辛みがあることに驚いてらっしゃいました。
ラインナップは以下です。LuceVerdeのポリシーで、商品名や写真は載せません。
今回使用したオイル- シチリア州トラーパニの単一品種。本来であれば辛みがある品種なのですが、このオイルはとてもマイルド。半数の方が気に入ってらっしゃいました。
- シチリア州ラグーザのほぼ単一品種のオイル。香りが高く、これは佐藤シェフがお気に入りのオイルで、普段から料理の仕上げに使ってらっしゃるオイルです。
- 明らかに残念なオイル。
- ウンブリア州ペルージャのブレンドオイル。搾油してすでに1年経っているとは思えないほどの強い香りと強い味わいです。
今回も残念なオイルを入れましたが、普段使っているオイルと似ている為かそれを好ましいと思った方もいらっしゃいました。
これはよくあることです。馴染みの味を美味しいと思うようになるのです。
従来、メニューは私がオイル候補を持ち込んでから決めて頂いていましたが、熱い佐藤シェフはもうこの時期の食材を考え、早い段階からメニューを決めてらっしゃいました。
それに合うようなオイルを私が考えた形です。
今回、ご参加の皆様は初めての方ばかりでしたが、非常に熱心な方ばかりでセミナー後や食事中もあらゆる質問を投げかけられました。
今までのセミナーで一番質問を受けたと思います。とても勉強になりました。
私自身が消費者である為、消費者目線でのセミナーであることに常に留意していますが、こうして以前の私が持っていた質問を改めて投げかけられたり、まったく違った観点からのご質問は勉強になりました。
佐藤シェフのお料理や、気遣いも素晴らしいものでした。
テーブルに着くと配られるおしぼりも、柔軟剤抜きでオーダーして下さっていました。
この細やかな心配りがお皿と接客に反映されているのです。
そして、もう一つ驚いたのはこの店のスタッフのこと。若者が3名いました。よく働き、気が付きます。笑顔も忘れません。なんと、彼らはすべて大学生のバイトでした。
セミナー後の挨拶は、私を含め店のスタッフ全員でしましたが、この時の彼らの挨拶も素晴らしいものでした。
さて、今回も参加者の皆様には協賛のパリラ・ジャパンから嬉しいプレゼント。
是非ご自宅で美味しいオリーブオイルを使って美味しい料理を作ってください。
ご参加くださった皆様、貴重な休日にお集まりくださって本当にありがとうございました。
また、次のセミナーや自宅での料理教室でお会いできること、楽しみにしております。
ご協力頂いたみなさま
- Fa Nienteファニエンテ:お声を掛けて頂き、ありがとうございました!
- Barilla Japan:調理用・お土産用共にパスタ提供、ありがとうございました。